AWS re:Invent経験者に伝えたい!AWS re:Inforceの良さ 4選 #AWSreInvent
あしざわです。
現在米国フィラデルフィアで開催されている AWS re:Inforce 2024に参加しています。
いきなりですが、私のAWSグローバルカンファレンスへのオフライン参加来歴がこちらです。
- AWS re:Invent: 2022年、2023年 (2回)
- AWS re:Inforce: 2024年 (1回目!)
re:Inforceへの参加は今回が初めてな私ですが、率直な感想を言うとめっちゃ最高です。
ただし、AWS re:Inventの方がグローバルカンファレンスとしての知名度も参加人数も大きい/多いですし、DevIO読者の方もre:Inventなら参加したことがあるという方も少なくないと思っています。
そんなre:Invent経験者の皆さん向けに、このre:Inforceの最高さを伝えたい!そう思ってこの記事を書き始めました。
前提知識
AWS re:Inforceをご存知ない方は以下記事を読んでいただくとそれとなく理解できるかもしれません。
re:Inforceの良さ
こちらの4点です。
- 会場の大きさがコンパクト
- 情報の量がちょうどいい
- セッションの予約が不要
- AWSセキュリティのイベントだということ
会場の大きさがコンパクト
re:Inventの会場がとてつもなく広いです。re:Inventに参加したことがある方は間違いなく感じたと思います。
なぜなら、re:Inventはラスベガスにある複数のホテルを会場としているからです。ホテル間の移動は徒歩やバスで行い、セッション内容よりホテル間の移動の時間を意識していることが多い日もあるくらいです。ホテルが離れているだけでなく、ホテル自体もとてつもなく大きいです。ホテル内の移動で10分単位の時間を費やすことも日常でした。
過去のre:Inventの参加記事では、会場の広大さのあまり生まれたであろう記事がいくつもあります。
- [小ネタ]方向オンチでも広大なre:Invent会場で生き残るために知っておきたいこと #reinvent | DevelopersIO
- re:Invent会場のサイズ感を東京・福岡・別府と比較してみた #reInvent | DevelopersIO
- 慌ただしい AWS re:Invent 会場で一息つくために Quiet space と Reflection room を活用してみた #AWSreinvent | DevelopersIO
そんなみなさんに朗報です。
re:Inforceの会場はとてもコンパクトです!!!!
こちらが今回のre:Inforce 2024の会場の全体マップです。
みてわかる通り、会場は1つの建物のみです。今回の会場は4階建てで狭いわけではないのですが、会場の端から端まで移動しても10分もかかりませんでした。
会場のどの辺りに何があるのかをざっとまとめた図がこちらです。
セッション会場は同じ種類のセッションであればそのまま近くで受けられますし、セッション会場と食事会場(Meals)も近いので朝やお昼の時間の移動に悩まされることもとても少なかったです。
re:Inventの規模に圧倒されるのもとても楽しいしそれが魅力でもあるのですが、re:Inforceくらいコンパクトだと移動時間の考慮が基本的に不要なので技術に集中できてとてもいいです。
情報の量がちょうどいい
AWS re:Inventの情報量は膨大です。
開催期間は例年5日間ですが、期間内にKeynoteという基調講演が3回実施され、講演の中で大量の新サービス・アップデートが発表されます。
- [AWS re:Invent 2023] 生成系AIの新サービスも!Adam Selipsky Keynoteで発表された新サービスまとめ #AWSreInvent | DevelopersIO
- [AWS re:Invent 2023 / 随時更新] 生成系AIのアップデート多数!Dr. Swami Sivasubramanian Keynote で発表された新サービスまとめ ##AWSreInvent | DevelopersIO
- [AWS re:Invent 2023 / 随時更新] Dr. Werner Vogels Keynoteで発表された新サービスまとめ #AWSreInvent | DevelopersIO
AWS What's newブログ等でKeynoteで紹介されるもの以外のアップデートがたくさん発表されるため、すべてのキャッチアップするために1日中アクティブに活動する必要があります。しかも、広大な会場の中を動き回りながら。その活動量を数日間続ける体力が必要です。
4日目の夜にはAWS re:Playというイベントの締めくくり的な存在のパーティが開催されます(とても楽しい)
re:Play以外の非技術的な催しもたくさん開催されています。
- ラスベガスでカーレースを体験してきた #reinvent | DevelopersIO
- AWS re:Invent 2022 レジストレーションでサッカー日本代表を応援してみた #reinvent | DevelopersIO
もちろん、技術的な催しも。EXPOというAWSパートナーがブースを出展するエリアがあります。
re:Invent参加とは情報量に圧倒され、規模を肌で感じ、膨大な技術の最新トレンドを浴びにいくことこそが醍醐味だとも思うのですが、大変だよなぁとも思ってしまいます。
対して、AWS re:Inforce 2024の情報量はとてもちょうどいいです。
開催期間は3日間(2日半)で、Keynoteも1回だけです。
新サービスやアップデートの発表ももちろんありますが、量が控えめなので十分キャッチアップできるレベルだと感じます。
また、先述した通り会場がコンパクトなので移動にかかる労力も不要で、余った力をセッション聴講やアウトプットに利用できます。
技術、非技術どちらのコンテンツも、re:Inventと同様用意されていますが、大量で全部見切れないというレベルではないです。
- AWS re:Inforce 2023 EXPOを写真で紹介 #AWSreInforce | DevelopersIO
- AWS re:Inforce 2024会場でセルフペースのラボとJamに参加しよう! #AWSreInforce | DevelopersIO
- テディベアを作るボランティアをしよう! in AWS re:Inforce 2024 #AWSreInforce | DevelopersIO
re:Inforceは「せっかく来た海外の技術カンファレンス。それらをすべてを余すことなく楽しみたい!」 そんな方にとてもおすすめできます。
セッションの予約が不要
re:Inventではセッションなどの催し事の事前予約が原則必須です。
例年、予約サイトがオープンされると日本時間の深夜まで起きて、好みのセッションを見繕い予約しています。
セッションは申し込み人数が決まっており、規定人数に達すると締め切られるので人気セッションに参加するためにはテクニックが必要です。
また、re:Inventのセッション予約はあくまで優先入場権のような概念なので、セッション開始10分前くらいには申し込みしていない人の入場が始まります。予約していても早めにいかないとセッションに入れないのです。
つまり予約しなくとも、早めに会場に行けば参加できるということになりますが、人気セッションだとうまくいかないことも多いです。
早めに行けば大丈夫なんでしょ?って思う方もいるかもしれないのですが、ここでre:Inventの会場の広大さが響いてきます。セッションの間の時間に会場のホテル間を移動し、ホテルについてもセッション会場まで歩く時間も必要です。
re:Inventは移動の時間を考慮してセッション予約する必要があるため、タイムマネジメントがとても重要なのです!
対して、re:Inforceはセッション予約という概念がありません。
こちらがセッションの一覧ページですが、開催期間内であってもre:Inventのような予約(reservation)を行うボタンがないです。
セッションに参加するために必要なことはセッションの少し前に会場に来て待機列に並ぶだけです。予約している人向けの優先入場列もありません。
会場がコンパクトなため、移動時間の考慮も不要です。ただ会場への入場が直前すぎると入れないこともありますが、体感10分〜15分くらい前に会場付近につけば問題なく参加できました。
AWSセキュリティのイベントだということ
re:InforceはAWSセキュリティに特化した技術カンファレンスです。
もちろんre:Inventでもセキュリティのセッションはたくさんあるのですがそれ以外のセッションも大量です。
なので、re:Inventのセッションを色々見繕っていると、セキュリティ以外のセッションも気になってきますしセキュリティ以外のアップデートもキャッチアップすることになります。
私はAWSセキュリティへの興味がとても強いので、re:Inventに参加していてもセキュリティ関連のセッションを中心に受講しています。
そんな方にre:Inforceはとてもおすすめできます!
すべてのセッションがセキュリティ関連のセッションなので、セキュリティ推しの方は興奮間違いなしです。
そして、セキュリティのイベントだからこそ現地での出会い(ネットワーキング)の効率性も高まります!
セキュリティというテーマがあるイベントなので、他の参加者の皆さんもAWSセキュリティに興味があってきています。AWSセキュリティへの興味という共通言語があるからこそコミュニケーションが取りやすいですし、話も弾みます。ネットワーキングも捗るのです!
最後に
以上、AWS re:Invent経験者向けのAWS re:Inforceの良さを4点まとめてみました。
読者の方にre:Inforceを知ってほしい、次回は行きたいと思って欲しい、参加者が増えてほしいと思ってこのブログを書きました。
1人でも多くの方がre:Inforceに興味を持っていただけたら幸いです。
あしざわでした。